石原都知事の名言集

朝鮮半島の国が分裂していてまとまらないから、彼らの総意でロシアを選ぶか、シナを選ぶか、日本にするかということで、同じ顔色をした日本人に手助けを得ようと、世界中の国が同意した中で合併が行われた」
少なくとも、

  • 世界中の国の同意の元、朝鮮半島を併合した。これについては異論を唱えることは不可能。当時、侵略を違法とする国際法は存在していない。
  • 朝鮮半島が混乱していたことも反論は不可能。併合が無い状態であれば、ユーラシア東端にてロシア〜中国〜日本の戦場となり、どれか3国の「完全なる」植民地、奴隷市場となった。よってこの点についても現地の人間に非難される謂れは無い。ま、日本も将来を見越した投資だったのだし感謝しろとは言わないが。…結局、投資は投機になってまるまる損をしたが。
  • 日本を選んだ。この点については、現地人が「選択」をしたかは知ったもんじゃない。その点の非難は妥当かもしれないし、当時の要人が選択したのであれば非難される謂れは全く無い。

総合的に読み取る限り、感情を逆撫でしたが、理路整然と、説得力のある発言だろう。

  • さて、ちょっと追記してみよう。

大艦巨砲主義の時代の常識であれば、日本の国土事情を見れば、海岸線に敵国艦隊が現れれば、それは敗戦そのものであった。世界的に戦国時代に等しかった当時であれば、同盟国以外は仮想的であれ敵国であった。当時の中国やロシアが該当する。それらから海岸線を守るには緩衝帯に敵を寄せる必要があった。結果としてそれが朝鮮であった。過剰気味であるが、そのあたりまでは当時の正当防衛だろう、と、そーゆーわけである。その後、ロシアの敵失に気づかず勝ったと思い込んで大東亜共栄圏だなんて言い出したのはお手上げだが。
結論は、日本の国土に住む国民を守るためにはそれ以外の領域の人間に肩代わりをさせる必要があった。当時の人間は精一杯頑張ったのだから、いじめすぎるのはやめましょう、と*1

*1:対露戦争あたりまでは国土防衛の色が見えたが、それ以降は列強に乗り遅れるなとばかりの侵略。線を引くならそのあたりで、現代常識からみれば必要悪だが、当時は必要だったのだろう。