特許ってそんなもんか。

特許番号3393199が、最近物議をかもし出している。
何が馬鹿な話か?それは特許庁が馬鹿なのである。
申請した方は、通ればラッキー程度で、なんも考えずに出したのだろう。研究機関とかそのあたりは、通るかどうかの意識は非常に希薄だ。*1

まあ、とりあえずは。

  • 特許の範囲

現時刻では特許庁のページはリクエスト過多で潰れているので読めない。断片的に得た情報では、「ランダムに、平行して、親子関係にあるウィンドウ」を読み込むことらしい。どれか一つでも該当しなければこの特許の範囲には入らない。まず、ランダムの部分がウィークポイント。cookieに記述された情報によって一意に選択されたウィンドウは範囲外になる。一般的なポップアップ広告は除外される。役立たず。平行して、の部分も、逐次読み込まれればOK。ブラウザの仕様で逐次読み込む仕様なら平行に読み込むように書いても大丈夫。…かなぁ?親子関係にない呼び出しでもOKだろうが、どんな書き方か知らない。

  • 先行技術から容易に予想できるか否か

JavaScriptに、randomとopenwindowがある限り、特許に該当する発明ではないと断定することが出来る。これが容易に予想することが出来ないのであれば、one-liner scriptでも特許になる。サイコロをシミュレーションするアプリケーションを作り、それが特許になる。てゆーかこの特許はその程度…。わ、10秒程度の思いつきで特許そのものになった。
http://slashdot.jp/article.pl?sid=03/11/17/0826232&topic=54

<<特許に接触しそうなScript…は面倒なので概要>>
コイントス

  1. 表の画像を読み込み始める
  2. 裏の画像を、表の画像の読み込み終了を待たずに、読み込み始める
  3. ランダムに、0か1を選ぶ
  4. 新しいウィンドウで、0ならば表を、1ならば裏の画像を表示させる

そこの坊や、これで特許侵害だそうよ。

*1:母校の教授様の事。