殺人未遂で立件すべき耐震強度偽装事件

民間の指定確認検査機関「イーホームズ」(東京都新宿区)が、最低でも20棟
耐震強度などを偽装した事件について、藤田東吾社長ら幹部が「当社に過失はない」と言った。

では、過失は無いとしよう。

イーホームズは、構造計算書等の書類を検査することを業務としている。そして、故意に偽造された書類を見逃したと、「当社に過失はない」の証言が裏付けている。
さて、偽造書類により建築された建物が地震により倒壊したとしよう。それなりに重量のある建物である。押しつぶされた人間は死亡することは道理である。この責任はどこにあるか。少なくともイーホームズは、「故意に」偽造書類を認定したのである。過失による致死ではないことは既に証明済みであることから、イーホームズが故意に殺害した、ということが消去法より証明される。
しかし、現在ではまだイーホームズが故意に殺害したという事件は発生していない。よって、イーホームズ(の幹部から現場責任者まで)を殺人未遂で立件するべきである。それは彼らイーホームズ自身の証言により、過失ではないことが明白であるから、である。

ま、普通に考えても、イーホームズは構造計算書等の書類を検査することが義務であり、それを遵守していない時点で人殺し(まだ死んでいないが、バレなければ死んでいた)であることには変わりないのだが。

そして、社長らは言い訳だけを口にする。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051118-00000014-yom-soci

まー、イーホームズが上流工程から強要されていたであろうことは容易に予想はつく。
当然のことながら、これら最低でも20棟は、イーホームズとその工事に関わった全企業が金だけ出して、他の企業が完全に一から建て直しをするべきだろう。
震度5で倒壊するような建物を改築したところで、震度6でガレキの山になるのは目に見えている。それに、イーホームズらがまた関われば、また故意に偽造書類を認定するかもしれない。そんな殺人幇助な発言をするわけにもいかない。